不動産に興味がある方もない方も競売不動産にはどうしても注目が高まります。
競売というとどうしても「競売不動産=セール・叩き売り」というイメージがついてしまっていることがその要因かもしれません。
その「安さ」に隠れて意外と軽視されていることが実はありますがみなさんはお気づきでしょうか。
実は以前の「競売物件が安いと言われる3つの理由」の中でも少し触れたことです。
競売において重要なこととは?
競売において重要なこと!それは「期間の購入までの期間が短い」です。
思い出していただけましたでしょうか?
「購入までの期間が短い」というのは競売不動産においてかなり重要なことです。
競売物件の情報が出てから、1ヶ月後には不動産を買うのか・買わないのかを決定しなければならないということはいろんな面での考え事をしなければなりません。
「1ヶ月」の期間を長いととるのか、短いととるのかは個人の自由ですが、一般的には短いと感じる方が多く、しかも、この1ヶ月の期間が最長ということで、情報を取りそびれて、なにかのタイミングで初動が遅くなれば、もう入札まで3週間しかない!、2週間しかない!ということになりかねません。
「競売不動産に入札するか、しないのか。」をこの期間で決定するだけであれば、十分な時間かもしれませんが、その期間の中で、競売に入札する→金額を決定する→どれくらいの収益の見込みがあるのか→どんなリスクがあるのか?まで考えを考えなければいけません。
競売不動産を手にするためには?
上記のことからわかることは、「競売不動産を手にするためには、事前の準備をしっかりしておかなければいけないということ」です。
準備と言っても、その物件の情報が出ている期間は「1ヶ月」なので、事前準備なんてできないじゃないか!と思われる方も多いことと思います。
→実はこの期間「1ヶ月」が「4ヶ月~6ヶ月」くらいに変えることのができる方法もありますが、こちらはまた別の機会に。
ここでの「事前準備」というのはその物件に関する情報・考えの整理についてではなくて、自身がどんな物件を買おうとしているのかという不動産に対する姿勢の準備のことです。
例えば・・・・・
・駅から徒歩10分以内のワンルームで300万円以内、ユニットバス可
・郊外の家族向けの戸建て、駐車場2台以上可、1,000万円以内
・利回りが10%以上で手残りが10万円以上の物件
・ファミリータイプのマンションで3LDK以上で800万円以内
などなど、より明確なものであればあるほどなお良しです。
根本的にこうしたことが決まっていなければ、どの物件も魅力的に映ってしまいます。
自分なりの不動産投資における得意分野みたいなものを確立していくと視野が広がります。
そして、競売不動産だけでなく、一般市場でも自分なりに手に入れたい物件を常に見ておくことも大事です。そうすれば、自分なりのフィルターで不必要な物件がどんどんふるいにかけらていき、無駄な時間が省けていきます。
今年は不動産を!と毎年思っているけれども、なかなか最初の一歩が踏み出せない方は少しここまで読んでいただいたことを考えてみてはいかがでしょうか?